三河屋本店衣装開発 ~オリジナルドレス製作現場を訪ねて~

こんにちは。鎌倉三河屋本店の水間です。

12月中旬、三河屋本店オリジナルドレスの製作アトリエを訪ね、
細かなデティールの調整、打合せをしてきました。

現地で出会った作り手の想いや、想像を遥かに超える細やかな作業など、
華やかな完成品の裏側にある、
「誰が、どんな想いで、どんな環境でつくっているのか」
ものづくりの裏側をご紹介させていただきます。

今回は9月に打合せしたオリジナルドレスのトワールチェックとして製作現場の台湾、厦門に行ってきました。

こちらは9月の打合せの様子。
デザイナーの宮沢さんと弊社代表の宮腰が、
デザインの方向性を決める最初の打合せの様子です。

台湾アトリエ

まず最初に訪れたのは台湾にあるアトリエ。
三河屋本店専属衣裳店を手掛ける渕上ファインズさんが、特に繊細なドレスを製作される際にオーダーしている特別なアトリエです。
今回はオリジナルドレス3種類の内、1種類をこちらのアトリエで製作しています。

↓こちらの写真は今回訪れた台湾アトリエで、サンプルとして製作していただいたドレスを試着し、イメージのすり合わせやデザインの修正をしている場面です。
実際に三河屋本店のスタッフが試着し、着用感や動きやすさも確認していきます。

現地のデザイナーさん、製作現場の方々との打ち合わせでは、
細かな仕様やシルエット、レースの表現の仕方等、細部に渡り丁寧に意見を交わしながら、
「より良いものにするにはどうするか」を、同じ方向を向いて考えることができました。

台湾は、日本からの距離だけでなく、感性の距離がとても近いと感じる場所。

・丁寧な仕事
・人への配慮
・「長く使う」ことを前提にした考え方

打ち合わせの会話の端々から、
ものづくりに対する価値観が自然と伝わってきます。

短い滞在でも、
「一緒に良いものをつくっていける」という安心感を強く感じました。

中国 厦門アトリエ

厦門アトリエでは、三河屋本店オリジナルドレス2点のデザイン確認と、実際の縫製現場を見学させていただきました。

縫製現場の方々にとって、
「どこの式場で、自分たちのドレスが使われているのか」
それを知る機会は、通常ほとんどないそうです。
ましてや、式場側のスタッフが現地まで足を運ぶのは、今回が初めて。

そんな中で、私たちを迎えてくださった縫製現場の皆さんは、
萬屋本店、そして、これから始まる三河屋本店について、驚くほどよく調べてくださっていました。

「歴史のある建物なんですよね」
「和の空間で行われる結婚式だと聞きました」

その言葉を聞いた瞬間、
胸がじんわりと温かくなりました。

ドレスの“その先”を想像しながら縫うということ

縫製現場の方々は、三河屋本店の写真や資料を見ながら、
「この場所で、この一着が着られるのか」と
とても真剣な眼差しで話を聞いてくださいました。

誰のために縫っているのか。
どんな一日を迎える人のためのドレスなのか。

それを知った上で針を進めることは、
仕上がりへの意識を大きく変えるのだと思います。

効率やスピードが求められる現場でありながらも、
細部への確認や、仕上がりへのこだわりを
何度も一緒にすり合わせました。

「このドレスが、特別な一日を支える一着になる」
その想像を、現場の皆さんと共有できた時間は、
何よりも大きな収穫でした。

ものづくりは、人と人でできている

完成したドレスだけを見ていると、
そこに至るまでの時間や会話、迷いは見えません。

でも今回の出張で感じたのは、
良いものほど、遠回りをしているということ。

・現地に行く
・話す
・食事をする
・想いを共有する

その積み重ねが、
最終的に「安心して届けられる一着」につながっていく。
制作側の作り手に会い、製作現場を見ることで、
自分たちがご案内している商品の品質の高さや価格に「納得感」と「誇り」を感じることが出来ました。

これからも、現場に足を運び続ける理由

私たちが大切にしているのは、
価格や効率だけでは測れない「納得感」

それは、
実際に足を運び、空気を感じ、人と向き合わなければ得られません。

台湾と厦門。
それぞれ違う文化と価値観の中で、
同じ「良いものをつくりたい」という想いに触れられたことは、
これからのものづくりにとって大きな財産になりました。

新作ドレスは2月末から5月にかけて、順次入荷予定です。
(↓↓こちらは完成予定のドレス3着です)



多くの花嫁様に袖を通していただけたら嬉しく思います。
皆様にお披露目できる日を楽しみにしています。