結婚式に「意味」が欲しい方へ。鎌倉 三河屋本店にしかない、節目の日が豊かになる「一点物」の価値

こんにちは。三河屋本店の山本です。

一生に一度の結婚式。大切なゲストを招き、感謝を伝え、これまでの歩みにけじめをつける日だからこそ、格式高く特別な時間を過ごしたいというお気持ちの方は多いかと思います。
そんな過ごし方を求めて、誰もがその名を知る式場や、高級感のあるホテルなどを思い浮かべる方もいらっしゃることでしょう。

一方で、
「華やかな式場も素敵だけれど、自分たちが結婚式を挙げるイメージが沸かない」
「他の誰かと同じではなく、自分たちがここで挙げる意味が欲しい」
といったように、どこか違和感や物足りなさを感じられている方は、おふたりの求めているものが「パッケージ化された贅沢」ではなく「本質的な豊かさ」だからかもしれません。

三河屋本店が提案するのは、「スモールラグジュアリー」という価値観です。形式的ではなく、本質的な豊かさを感じられる時間を過ごしていただきたい。それを叶えるのは、他に代わりのない「一点物」です。その一つひとつには「なぜ、それを選ぶのか」という理由と、人の心を動かす贅沢さがあります。

今回は、「一点物の贅沢」がおふたりの節目の一日をどのように豊かに彩るのか、三河屋本店の「空間」「家具」「衣装」の3つの視点からご紹介します。

【空間の贅沢】100年の歴史が息づく、唯一無二の晴れ舞台

元は酒屋であった三河屋本店の建物そのものが、他に代わりのない「一点物」です。およそ100年前・昭和2年に建てられた母屋と蔵は、国の登録有形文化財にも指定されています。

そんな歴史が息づく空間で行われる結婚式は、1日2組(季節により1日1組)限定の貸切です。並行して複数の結婚式が行われることはなく、周囲を気にせず大切なゲストとゆったりとお過ごしいただけます。

どれほどの価値のある場所でお過ごしいただけるのか、まずは酒屋の歴史を遡ってご紹介します。

酒屋が創業したのは明治時代。当時、鎌倉に御用邸が造営されたことで、多くの政財界人や文豪たちが集まる街となりました。三河屋本店は、旅館や料亭、小説家などの個人宅をはじめ、鶴岡八幡宮などの神社仏閣にもお酒を販売・配送し、繁栄していきます。

建物にはその繁栄ぶりが感じられる、贅沢な造りが随所に見られます。お酒を運ぶための蔵と店舗を結ぶトロッコレール、最高級の広葉樹である欅(けやき)で作られた母屋、伝統的工芸品「鎌倉彫」の床の間や襖など、かつての商業文化や鎌倉の建築技術を現在に伝える、貴重な姿が残っていました。

その歴史を未来につなぐため、リノベーションにあたっては、「元の資材をできる限り生かす」ことを追求しました。新しい式場やホテルのように、完璧に磨き上げられた均一な壁や柱ではありません。しかし、100年前の姿を残した土壁や、古い木材と新しい木材がつなぎ合わされた柱など、職人の手作業によってその歴史が守られました。その価値は、専門家から「ゆくゆくは重要文化財になり得る」と称されるほど、ここに存在する意義がある場所となったのです。

まず最初に三河屋本店の風格を感じていただけるのは、屋号が刻まれた紺色の暖簾です。その存在感に思わず息を呑むほど。初めて訪れたゲストの心に深い印象を刻み、非日常的な雰囲気へと誘います。
 
鶴岡八幡宮から徒歩2分。鶴岡八幡宮から最も近い結婚式場

一歩足を踏み入れると、酒屋の趣が残る重厚さがありながら、どこか懐かしさを感じる木の温かみで包まれた、総けやき造りの空間が広がります。
 

先ほどご紹介したトロッコレールは、軒先から挙式会場「石の蔵」へと繋がっています。歴史が佇む道を歩むことで身が引き締まり、これから人生の節目を迎えることを実感していただけることと思います。
 

挙式場や披露宴会場も、洗練された佇まいと日本家屋の温もりが調和した空間です。広すぎず心地よい「ちょうどよさ」を感じるなかで過ごす時間は、他では味わえない、心に刻まれるものとなるはずです。
 

三河屋本店がある若宮大路は、鶴岡八幡宮へと続く鎌倉のメインストリート。ですが、明治・大正・昭和初期の建物の多くはすでに建て替えられており、歴史を今に伝える建物はほとんど残っていません。古都・鎌倉であっても、古いものを守ることはとても難しいのです。私たちと職人たちの「歴史を守りたい」という強い想いが、あらゆる困難を乗り越え、この建物の存続につながりました。

なかなか足を運ぶことのない、貴重な文化財。ここにしか存在し得ない特別感をゲストにも体感いただき、「来てよかった」と思っていただけるような時間をお届けします。

※8年に及ぶ三河屋本店の再生ストーリーは、こちらのブログでもご覧いただけます。

【家具の贅沢】世界に一つのものにふれて過ごす、上質な時間


一点物である建物を、人生の節目を過ごす場としてより美しく彩るために、装飾や家具にも「一点物」のこだわりを追求しています。

まずご紹介したいのは、披露宴にて新郎新婦様の背面を彩る壁紙です。これは、英国王室を始め世界中で愛されるブランド「de Gournay」に特注オーダーしたもの。デザインの選定、色味、加工の方法など、幾度となるやりとりはすべて代表の宮腰が自ら行いました。
 

アンティーク調のゴールド地に咲くのは「東洋の梅」。半年をかけて、一つひとつ職人が筆で描いています。ロンドンから見た東洋という、洋の解釈が加わった華やかで上品な佇まいは、ウェディングドレスにも和装にも美しく調和します。

そして、ゲストをお迎えする2階の待合室「時房(Tokifusa)」にも、数々の一点物の価値が息づいています。

空間を彩る3種類のランプは、ロンドンで買い付けたもの。そのランプの鮮やかな色合いに合わせてカラーコーディネートされたソファも、オリジナルでデザインしたものです。ソファのボタンにはロンドンの輸入生地をアクセントとして使用し、遊び心を散りばめました。
 

壁際には、同じデザインのブルーのソファを配置。少し座面を高く設計することで、ドレスアップされたゲストの方々も、立ったり座ったりしやすいよう配慮しています。
ゲストの皆様が思わず写真を撮りたくなるような、そして前撮りの素敵なフォトスポットとしても映える空間に仕上げています。

他にも、この場所に置かれている椅子やテーブルは、クラシカルな雰囲気に調和するよう、アンティークショップを何軒も回って買い付けたものです。新品には出せない時代を経た味わい深さは、ゲストの緊張を解きほぐし、上質な時間をお届けしてくれることでしょう。待つ時間までも有意義に過ごしていただきたいという、おふたりのおもてなしの気持ちを静かに伝えてくれます。

【衣装の贅沢】ここで着るためだけに作られた、想いが詰まった一着

三河屋本店の衣装のコンセプトは、「纏うことで『人となり』を表す格好いい一着」。売れるかどうかではなく「本物であるかどうか」を基準に、三河屋本店のために一点物の衣装を全国・世界を巡りセレクトしました。

一般的な結婚式場では複数の衣装会社と提携し、お客様の好みの衣装を探していただけることを最優先にします。そのため、何万着という衣装の中から選べることを売りにしたり、好きな衣装を選ぶことを良しとします。しかし、その品揃えは衣装店のブランドコンセプトに合った衣装となるため、必ずしもその式場に合うものがあるとは限りません。

三河屋本店は特色ある会場だからこそ、その場に映える、調和する衣装を私たちの責任と目利きでご用意することを大切にしています。

三河屋本店に合う着物を求めて日本各地を巡るなか、一目惚れしたのが「大椿流水(だいちんりゅうすい)」という色打掛です。
しっとりとした黒地に白や紅、金の椿が鮮やかに浮かび、まるで一枚の絵画のような美しさが広がります。立体感のある特殊な織り方で仕立てられた着物は、一生に一度の日にふさわしい品格と贅沢さを纏っています。

ウェディングドレスにおいては、三河屋本店の花嫁様だけがお召しいただける、オリジナルドレスを3着開発しました。

目指したのは、トレンドを追うのではなく、永遠に愛されるドレス。「無駄なものを削ぎ落とし、本当に綺麗に見えるシルエット」を追求するため、すべての工程を手作業で行う特別なアトリエで製作しています。

ドレスに使用しているのは、フランス製のレースや、上品な光沢が綺麗なミカドサテンのスカートといった上質な素材。さらにネックラインやレースの位置など、全体のバランスを細部まで計算し尽くし、どなたでも美しくお召しいただけるスタイルに仕立てています。

また、スペインのトップブランド「ロサ・クララ」の本社へ足を運び、買い付けを行いました。数あるブランドから「ロサ・クララ」を選んだ理由は、トレンドに流されすぎない、王道でずっと愛されるデザインが魅力であること。そしてクラシカルな上品さと、少しだけエッジの効いた花嫁心をくすぐるポイントのバランスが絶妙で、三河屋本店の雰囲気にマッチすると考えたからです。

今回は、ただ既存のドレスを買い付けるのではなく、三河屋本店の花嫁様のために型紙を一から起こし直すという、特別なオーダーを行いました。

海外のドレスはインナーをつけずに着る前提のデザインが多いため、日本の花嫁様にとっては露出が気になったり、インナーが見えてしまうこともあります。そこで、実際に三河屋本店で使用しているブライダルインナーを持ち込み、ドレスに合わせて念入りなチェックを行ったうえで、職人の手作業で一から仕立て直していただく形となりました。

ロサ・クララのドレスは、日本国内で取り扱っているサロンは限られています。そのため、ロサ・クララのドレスに袖を通すことは他の誰とも被らない特別な体験になるのです。

衣装のセレクトや開発にあたり、代表や実際にお客様と接している社員が関わり、ここまで自社会場のためにこだわるのはとても珍しいことです。時を超えて愛され、心に響く「本物」だけをお届けし、運命の一着を見つけていただきたいと思っています。

人生の節目を彩る、意味のある贅沢

特別感や格式高さは、単に高価であったり豪華なものだけを指すのではありません。 「なぜ、この場所なのか」「なぜ、この一着なのか」。 その問いに、一つひとつ納得できる理由があること。それこそが三河屋本店が大切にしている「一点物」の本質であり、一生に一度の日にふさわしい、真のラグジュアリーなのではないかと思います。

結婚式は単なるイベントではなく、大切な人生の節目です。そして、その先の人生の支えとなり、色褪せないものとして心に残り続けます。だからこそ、心から納得したものを選ぶことで身も心も引き締まり、豊かな気持ちで節目の日を過ごすことができるはずです。
さらに、一点物にふれて過ごす時間はゲストにとっても他にはない印象的な体験となり、それがおふたりからのおもてなしの気持ちとして、そっと届くことと思います。

三河屋本店にしかない「一点物」がおふたりの大切な節目を美しく彩り、これからの歩みがより意味のあるものになることを願っています。