鎌倉 三河屋本店のブライダルカメラマンの選定方法と担当者の想い

こんにちは、鎌倉 三河屋本店の鈴木です。

今回は、鎌倉 三河屋本店での結婚式の大切な一日を形に残すカメラマンについてお話しさせていただきます。パートナー企業として、どのような基準でカメラマンにお願いしているのか、その背景にある現場での取り組みについてもご紹介いたします。

 

写真に対して求めていること

結婚式の写真は、数年後、数十年後に、これからの歩みを重ねていくご家族がふと振り返ったとき、いつでもその日に立ち返ることのできるものであってほしいと考えています。
そのときの空気の温度や交わした言葉、大切な方々のおふたりへの想いまでもが、一枚の写真から伝わってくる。いつ見返しても胸が熱くなるような、ご家族がいつでも立ち返ることができるお写真をお届けできたらと願っています。

ですが、私たちが写真に求めるこうした想いは、現場のカメラマンにとって決して容易なものではなく、時には大きな負荷となってしまう側面もありました。実際に萬屋本店の立ち上げ当初は、私たちの理想と現場の負担との間でなかなか折り合いがつかず、他の会場はそこまで求めないと言われ、提携が難しくなってしまった苦い経験もありました。

そんなときに、私たちのそうした想いをすべて受け止め、「そこまで追求する会場は他にないからこそ、ぜひ一緒に取り組みたい」と言ってくださったのが今のパートナー会社であり、今日まで共に試行錯誤を重ねてきてくれました。担当者様やパートナー企業の皆様には、本当に感謝しています。

鎌倉 三河屋本店の1組目のお客様。グランドオープン日に結婚式開催のためお庭でテープカットの演出。

 

鎌倉 三河屋本店の1組目のお客様。ゲストの皆様との撮影の様子。

 

カメラマン選定方法

ご案内をさせていただいているカメラマンは、私たちが萬屋本店で一緒にご結婚式をつくってきた担当者と何度も打ち合わせを経て選定しています。

まずは候補のカメラマンを10名ほどに絞っていただきました。
その後、カメラマンごとの直近で撮影したフルデータを見させていただきました。通常は選ばれた数枚の写真で判断する会場がほとんどとのことでしたが、すべてのデータを見ることで、そのカメラマンが何を残そうとしているかが見えてきます。フルデータ見ることでカメラマンの意図が見えてきます。

きれいな映えを意識した写真を残そうとしているのか。記録としてシーンを押さえておく写真を撮影しているのかなど。
写真が今この瞬間だけで使われるものではなく、当時の様子、当時の温度感までもを思い起こさせる写真であってほしいと願っているため、おふたりのポートレートがうまいカメラマンであっても、その時の情景や会話の温度まで伝わってくる写真を撮る方を重視しています。

初めて鎌倉 三河屋本店の現場に入るカメラマンには、事前面談を行ったり、メインカメラマンのサブとして入ってもらったりして、お人柄や実際の写真を確認した上で、正式に鎌倉 三河屋本店のカメラマンとしてお願いしています。

そして、グランドオープンを迎えてからは、その中でもマネージャークラスのカメラマンが実際の結婚式に現場入りします。撮影のポイントやお客様の様子、シーンの切り取り方をより検証した上で、社内共有をしてもらい、クオリティを高めていってもらっています。

和装での石の蔵入り口での撮影。鎌倉 三河屋本店のプロジェクトに大共感してくださったおふたり。

 

大切な皆様に挙式を見届けていただいた後の挙式退場シーン。

 

祝宴ではウェディングドレスをお召しになられ、お庭での撮影シーン。

 

カメラマン泣かせと言われる撮影環境

実は、鎌倉 三河屋本店での撮影は、プロのカメラマンからカメラマン泣かせと言われています。

祝宴会場や石の蔵などは木造で風情がある反面、白い壁とは違って光を吸収しやすく、ストロボを当てれば明るく撮れますが、それではせっかくの建物の質感が損なわれてしまいます。かといってストロボを使わないと、暗くなったりブレやすくなったり。
また、会場の奥行きの取り方が難しく、構図が定まりにくい。
そういったカメラマンとしての技術面の難しさと同時に、私たちの会場の特徴でもある和装の取り扱いの知識も求められます。着物の袖や裾の美しい直し方まで分かっていないと、せっかくのお衣装を美しく残すことができません。

担当者からは、「ここまで細部までこだわる会場は他にない。この会場は気を抜けない」という言葉をもらうほどです

石の蔵の雰囲気が出るように撮影するカメラマンのワンショット

 

グランドオープンに向けて

提携しているカメラマン会社は、萬屋本店からお付き合いのある企業です。大手でありながら、担当してくださる方々がとても親身で、私たちと同じ温度感で現場に気持ちを寄せてくださいます。そのため、鎌倉 三河屋本店の立ち上げ時も迷いなくこちらの会社にお願いしたいと思いました。

5月7日の初めてのご婚礼を迎えるにあたり、「できる限り準備をしたい」と、担当者の方々が事前準備の段階から現場に入ってくれました。
建物が完成した際の全館見学に同行してくれたのをはじめ、以下のように立ち上げ期間の撮影を行ってくださいました。

4月8日〜10日:館内撮影

4月11日〜12日:内覧会の撮影

4月20日:模擬挙式披露宴の撮影

5月1日:レセプションパーティーの撮影

これらのすべてのイベント撮影を無償で引き受けてくれました。立ち上げの事務所には毎日のように足を運んでくださり、建物の完成を共に喜び、「ここをこんな風に撮影したけれどどうか」と何度もディスカッションを重ねてきました。

現在、鎌倉 三河屋本店のレストランやご結婚式、建物の写真はすべてこちらの会社が撮影してくれたものです。私たち以上に完成を楽しみにして、ここでのご結婚式に想いを寄せてくれる、心強いパートナーです。

【内覧会】鎌倉 三河屋本店が完成した内覧会のときに、三河屋の女将さんをご案内する様子。

 

【内覧会】担当プランナーと完成を心待ちにしてくださっていたお客様をご案内している様子

 

【模擬挙式】スタッフの練習のために開催した模擬挙式。10年以上私たちと共に結婚式を作ってくれているパートナーさんたち。

 

【模擬挙式】GM水間とウェディングマネージャー樋口による所信表明。

 

【レセプションパーティ】鶴岡八幡宮の吉田宮司にもお越しいただき、代表宮腰との歓談の様子。

 

鎌倉市前市長の石渡さんと代表宮腰。いつも私たちの味方となってくだっています。

 

夕暮れ時のお庭の撮影。勅使河原さんが素敵な写真が撮れたから鈴木に見せたいと先日送ってくれました。

 

担当カメラマンからのメッセージ

最後に、三河屋本店の撮影を担当してくださる2名のカメラマンからのメッセージをご紹介させていただきます。

勅使河原(てしがわら)さん
わたしは愛知県から神奈川県鎌倉市への異動をきっかけに、萬屋本店に出会いました。
結婚式の在り方、お客様への向き合い方すべてに感動し、結婚式に関わるすべてのスタッフの方の矢印がまっすぐにお客様に向いていて、目の前のお客様に自分自身が関わることで何ができるのか、写真を残すことの価値は何かと考える日々で、たくさんの気づきと、たくさんのお客様との出会いを頂きました。

その後札幌に異動となり3年の時を経て鎌倉への帰任が決まり、帰任した日にDaiyuのスタッフのみなさまが「お帰り〜!!」と迎え入れてくれた時、自分でもわからない涙があふれて止まらず、何年経っても変わらないDaiyuのスタッフのみなさまがいて、そこにある場所がもう一つの自分の居場所があるような気持ちになり、今思い出しても胸がぐっと熱くなります。(札幌で孤独に暮らしていた訳ではありません。笑)

そして、2026年5月鎌倉 三河屋本店のオープンの日をスタッフのみなさまと迎えることができ、嬉しい気持ちで一杯です。プロジェクトがはじまった当初から三河屋本店という屋号に、私は三河出身で何か縁を感じていた事を覚えており、今を奇跡のように感じております。

工事中の会場をスタッフの方に案内して頂き、建物の歴史や継承への想いをお聞きし、柱の一つにも鎌倉 三河屋本店を繋ぐ職人さん方の想いや拘りがあること知り、この場所が、ご結婚式を挙げ過ごす大切な時間を、継承された建物が、たくさんの方々の想いを繋いで見守っていてくれるような温かい場所となり、これからご結婚式を迎えるお客様にとっても大切な場所として未来へ繋がっていくことをとても楽しみにしております。

 

横山さん
萬屋本店さんの担当をさせていただいて、約3年。
スタッフの皆さんのきめ細やかなおもてなしと、お客様を笑顔にする素晴らしいチーム力には、いつもたくさんの刺激をもらっています。
1日2組限定の特別な空間。だからこそ、私たちパートナー企業も全員が「ワンチーム」として、新郎新婦様のために最高の結婚式を一緒に作っているんだ、という実感を持てる誇りを持てる場所です。

そして、8年がかりで誕生した鎌倉 三河屋本店は、多くの方々の熱い想いがたくさん詰まった場所。
国の登録有形文化財として永い歴史を見守ってきた柱と、新しく生まれ変わったお庭。
この場所で、これからたくさんの幸せな歴史が作られていくんだと思うと、その始まりに立ち会えることが嬉しくてたまりません。

Daiyuの方々を始め、多くの職人さんや地域のプロフェッショナルたちの力が集まった鎌倉 三河屋本店は、これからの鎌倉の新たな歴史の象徴になっていくと感じています。

私はフォトグラファーとして、おふたりが大切な方々とここで過ごす、かけがえのない時間を写真という形にして残していけることを楽しみにしています。
5年、10年、20年後も 未来のおふたりが写真を開いたとき、ここにいた時の幸せな感情や想い、その日の匂いまでもがふっと戻ってくるような、そんな温かいお写真を心を込めてお届けしていきます。

 

いかがでしたでしょうか。
鎌倉 三河屋本店が一枚の写真にこだわり、カメラマンの選定に気持ちを注いでいる背景の想いが少しでもお伝えできていれば嬉しく思います。
歴史ある建物の風情、その日その瞬間の空気、大切なゲストの皆様と交わした言葉の温度。それらすべてを一生の宝物として残すためには、私たちと同じ熱量でお客様に向き合ってくれるパートナーの存在が不可欠です。
ご紹介したカメラマンからのメッセージにもある通り、会場スタッフとパートナー企業が垣根を越えたワンチームとして、おふたりの大切な一日を全力でサポートいたします。

数年後、数十年後にアルバムを開いたとき、ふっとその日の匂いやあたたかな感情がよみがえり、鎌倉 三河屋本店がおふたりの帰ってこられる場所になれたら嬉しく思います。