全国紙に鎌倉三河屋本店プロジェクトが掲載されました（読売新聞・日経新聞・東京新聞）

2025.07.17

こんにちは。鎌倉三河屋本店の鈴木です。
先日、ありがたいことに鎌倉三河屋本店プロジェクトを沢山のメディア方々に取材していただき、記事として掲載していただきました。
私たちの取り組みがこんなにも注目され、取り上げていただけたことをありがたく思います。
本日はこれまでに掲載された記事をご紹介いたします。

– メディア掲載内容のご紹介 –

2025年5月25日付　タウンニュース
「三河屋本店で来春、新事業」
官民学連携で、防火地域内の木造文化財における建築基準法の適用除外は全国初の事例として紹介されました。

2025年6月24日付　読売新聞　朝刊
「国文化財酒屋　来春再出発　建築基準法除外で増改築　挙式可能なレストラン併設」
建築基準法の制約を乗り越え、文化財を残し活用するプロジェクトとして紹介されました。

2025年7月9日付　日経新聞　朝刊
「文化財　規制の壁越え再生　鎌倉・老舗酒屋にレストラン」
全国に14,376件あるという登録有形文化財をビジネスを通じて未来に紡ぐ道しるべとして紹介されてました。

2025年7月12日付　東京新聞　朝刊
「国登録文化財　若宮大路の三河屋　鎌倉の築100年近い酒店再生へ　来春、レストラン開店」
老舗三河屋が酒屋事業を継承し、未来に残していくプロジェクトとして紹介されました。

2025年7月14日付　東京新聞　夕刊
「築100年三河屋　趣そのまま再生　来春レストランに」
老舗三河屋が酒屋事業を継承し、再出発する意気込みと共に紹介されました。

ーーーーーーーーーーーーー

記者からのコメント
私たちの取り組みに対して、記者の方々が感動してくださり、温かい応援メッセージを届けてくださいました。

「素晴らしい取り組みに敬意を表します」
「どれだけ大変だったことかと思いますが、この建物を残すために力を尽くした方々がいらっしゃったことを知れ感動しました。素晴らしい建物が残ること、楽しみです」

「当初予定していた1年間のプロジェクトが8年に延長。その中でコロナ禍もあり、進みずらい状況と事業としても苦しい期間を過ごしながら、ここまで続けてこられた信念の強さがすごい。」

「鎌倉に住む者として鎌倉らしい建物が少なくなっていくのを見ていた。三河屋本店さんがどのようになっていくのか注目していただけに、このように保存活用される話を聞いて感動しました」

「文化財の利活用に悩む自治体や事業者は日本全国にたくさんいらっしゃると思います。そのような方々にこの鎌倉三河屋本店プロジェクトが道標になればと思っています」

ーーーーーーーーーーーーー

2018年からはじまった鎌倉三河屋本店のプロジェクト。
今回の新聞取材を通して、ここまでの道のりを振り返る機会をいただき、8年間というプロジェクト期間を沢山の方が支えてくださっていたたことに改めて気付かされました。

この取り組みのきっかけをいただいた萬屋本店のオーナーさんと三河屋本店のお父さんとのご縁。
その出会いをつないでくれたトロッコという存在。
私たちを信頼し、全てを任せてくださった三河屋本店の女将さんと社長さん。
どんなに難しい状況でも前を向き、一緒に進めてくれた設計士のA+Saの荒木さんと青木さん。
日本建築のプロフェッショナルで専門家として一緒に乗り越えてくれた高橋建築工房の高橋さん、北構造設計事務所の北さん。
また、長年にわたって三河屋本店を見守り続け、行政との調整や認可取得のサポートをしてくださった斉藤建設の斉藤会長。
残念ながら完成を見ることなく旅立たれた三河屋本店のお父さんや斉藤会長。天国から新たなスタートを喜んでくださっていると思います。
ここには書ききれないたくさんの方々に支えていただきました。

取材の中で、記者の方から
「これだけ難しいプロジェクトを進める上で、何が原動力になりましたか？」という質問に、

「三河屋本店のお父さん、女将さん、社長さんが、この場所が新しく生まれ変わることを本当に楽しみにしてくださっている。その姿を見せてあげたい。」と答えました。

鎌倉三河屋本店は必ず素晴らしい場所になるという確信がありました。
だからこそ、私たちを信じてくださっている三河屋本店のみなさんに、新しい姿を届けたい。難しい局面のときにその気持ちに何度も背中を押されました。

今回のプロジェクトが、文化財の活用に悩まれている自治体や事業者の方々にとって、少しでもヒントになり、励みになれたら嬉しいです。
そして、これから三河屋本店をご利用いただくみなさまに、この建物のすばらしさや、鎌倉の魅力を感じていただけるような時間をお届けしたいと思っています。

– メディア掲載記事のご紹介 –

2025年5月25日付　タウンニュース