こんにちは。
三河屋本店の山中です。
和装でのご結婚式をお考えの花嫁様にとって、一度は心に浮かぶ存在が「日本髪」ではないでしょうか。
日本髪の中でも、古来より花嫁の正装とされてきたのが文金高島田です。
鎌倉 三河屋本店でも、お打合せの中で日本髪についてのご相談を多くいただきます。
・やってみたい気持ちはあるけれど、自分に似合うのか不安
・髪の長さは足りるのか
・髪色は黒でないといけないのか
そうしたお声にお応えするため、本日は「地毛で結う日本髪」の魅力をご紹介いたします。
文金高島田とは?
文金高島田は、日本髪の中でも 花嫁だけが結うことを許されてきた、最も格式の高い髪型です。
江戸時代後期に成立したとされ、武家や裕福な町人の婚礼において結われてきました。
「高島田」は島田髷の一種で、そこに金銀の元結(もとい)を用いたことから「文金高島田」と呼ばれるようになったといわれています。
丸みを帯びた左右対称の髷の形には、円満な家庭、夫婦の調和、女性としての品格といった意味が込められ、結婚という人生の節目に臨む花嫁の覚悟と祝福を象徴する装いとして日本の婚礼文化の中で大切に受け継がれてきました。
本来、文金高島田は 地毛で結われてきた日本髪ですが、高度な技術と経験を必要とすることから、現在では鬘で表現されることが一般的になっています。
地毛で結う文金高島田
現在、日本で文金高島田を地毛で結えるヘアメイクアーティストは、決して多くありません。技術の継承が難しく、年々その数は減少しています。
鎌倉 三河屋本店では、この地毛結いの日本髪を大切に残したいという想いから、ヘアメイクアーティストの育成と受け入れに力をかけています。
鎌倉 三河屋本店に入るヘアメイクアーティストは、地毛結いの練習を重ね、仕上がり・バランス・再現性などを確認したうえで合格した方のみが現場に入ります。
どなたでも鎌倉 三河屋本店のヘアメイクを担当できるわけではありません。
それは、「日本髪を結えるかどうか」ではなく、花嫁様に安心して任せられる完成度であるかを最も大切にしているからです。
挙式の前に行われる「挨拶の儀」。そのときに和装をお召しになりたい。和装を着るならちゃんと髪型も日本の伝統にのっとりたいと仰るご新婦様が多いです。
その方に似合う日本髪
日本髪は、形そのものが美しい髪型です。
しかし、最も重要なのはその方のお顔立ちや雰囲気に自然に馴染んでいるかどうか。
地毛で結うことで、高さや丸み、ボリュームを細やかに調整することができ、骨格や表情に合わせた日本髪が完成します。
完成した髪型は、凛とした佇まいの中にも柔らかさがあり、「作られた感じ」がありません。
技術を積み重ね、選抜という工程を経ているからこそ、美しさと自然さの両立が叶います。
文金高島田は、鎖骨あたりまでの長さがあれば、地毛で結うことが可能です。
もし長さが少し足りない場合でも、付け毛や半鬘を使用することで、生え際まで自然な仕上がりに整えることができます。
また、付け毛の色も複数ご用意しておりますので、地毛の茶色を活かした日本髪を選ばれる花嫁様もいらっしゃいます。
地毛で結う日本髪は、髪色や質感が自然につながり、静かで品のある印象を生み出します。
文金高島田(日本髪)と白無垢+綿帽子。挙式「祝言」で一番人気の高いスタイルです。
文金高島田(日本髪)と色打掛。挙式結び後は、白無垢を色打掛に掛け替えて、綿帽子を外し、美しい日本髪をお見せするスタイル。
文金高島田(日本髪)と白無垢+角隠し。こちらも挙式「祝言」で人気の高いスタイルです。
文金高島田(日本髪)と引振袖。挙式結び後は、白無垢の中に引振袖をお召しいただいているため、その引振袖と角隠しを外し、美しい日本髪をお見せするスタイル。
まずはリハーサルメイクで体感ください
鎌倉 三河屋本店は、明治から昭和へと時代を重ねてきた建物と、蔵を有する場所です。
その落ち着いた空間の中で見る日本髪は、単なるヘアスタイルではなく、空間とともに完成する装いの一部のように映ります。
地毛で結われた日本髪は、ご列席の皆様にとっても目にする機会が少なく、記憶に残る花嫁姿となることでしょう。
日本髪は、メイクリハーサルで実際にお試しいただけます。
「自分には少しハードルが高いかもしれない」
そう感じていらっしゃる方ほど、実際に結ってみることで印象が大きく変わることも少なくありません。
担当プランナーやヘアメイクアーティストが、一つひとつ丁寧にご案内いたします。
鎌倉 三河屋本店という特別な場所で迎える一日が、日本の花嫁文化を受け継ぐ、かけがえのない時間となりますように。
ぜひ、お気軽にご相談くださいませ。
